前回は札幌で買い物を済ませて旭川のホテルに宿泊したが、少し南下した富良野に青い池があるとツーリングマップルに書いてある。
宗谷岬に行く前にせっかくなので南下していく事にした。
美瑛・富良野エリアの絶景!パッチワークの路は時季外れだがそれでも楽しい。
通称パッチワークの路とよばれる場所があり、北海道の名所の1つと言われている。パッチワークとは数種類の布を縫い合わせて一つの製品をつくるもの。
数種類の花や作物が織りなすカラーリングがパッチワークのように綺麗で、そのなかを通る道があるためパッチワークの路と呼ばれている。
残念ながら5月は時期ではなかったようで茶色と緑の2色だったが、それでも広大な景色はすごくきれいだと思った。
むしろ次の機会への期待を膨らませてくれたという意味では二度おいしい。
セブンスターのパッケージになった木も見に行ってみた。



すぐ近くには代表的な煙草の銘柄であるセブンスターのデザインになったカシワの木がある。
1976年にcmやパッケージに使用されたらしく、現在もセブンスターの木と呼ばれている。また現在のメビウスの旧称であるマイルドセブンのcmで撮影された場所は、マイルドセブンの丘の愛称があり、人気スポットの1つ。
青い池も見る時期が大切だという事を知らなかった。

写真の青い池は今一つパッとしない感じだが、植物ではないこの場所にも時期があるということがわかった。
青い池が最も輝くのは晴れが続いている事と無風である事で、自分が北海道に来てからは天気がいいとは言えない。そのため写真のように色が濁って見えたとの事だそうだ。
またこの池は美瑛川に作られた人工池であり、ここよりも上流の「白ひげの滝」あたりからアルミニウムが混ざったことにより色が変わっているらしく、実は美瑛川にも青い水がながれている。
良い風景を沢山みたから自然の中で寝ることにする。



上富良野町にキャンプ場があるらしいので、道具も買った事だしテンションも良い感じなためキャンプをすることにする。
目指す場所は日の出公園オートキャンプ場に決めた。北海道のキャンプ場は値段が安く、観光客の少ない時期なのでストレスフリーで楽しめることを期待。
期待通りの環境にたどり着いたが、前回の記事で購入した4本のペグでは足りない事が発覚した。ツェルトの四隅にペグを打った後にさらに四か所張り縄用のペグが必要だった。
「これではツェルトを設営することができない」と途方にくれていると、キャンピングカーの中にバイクを積んだリッチな男性がペグを分けてくれた。
おそらく私は絶望すると、絶望していますというオーラを放つタイプなんだろう。優しいお金持ちに大変感謝している。
はじめて使用したツェルトは狭いながら問題なく使用する事ができ、しばらくリッチマンともう一人のキャンパーとの会話を楽しんだ後に炭火焼冷凍チャーハンとビールを堪能した。
小型の焚火台なので練炭を1つ乗っけて火をつけるだけしかできないが、それでも見ず知らずの人との会話や親切に助けられたりして、「ちょっと旅っぽいじゃん。」と大変いい気分の夜を過ごすことができた。
次の機会も楽しみ!
今回はまた北海道に来ようという気分を最大に高めてくれたと言ってもいい。
このエリアに来るべきなのは6月から10月であって、5月は準備期間。そのかわり大型観光バスや乗用車の渋滞に巻き込まれなかったのもあるかもしれない。
次こそ絶対にパッチワークの路の本当の姿をこの目に焼き付けたい。
今回の移動ルートはこんな感じになった。